写真機
カメラを買いました。
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フィルムカメラ、完全に時代錯誤。なにせ写すのに必要なフィルムがもうほとんど作られてない。富士フイルムとKodakだけなのかなきっと。昔からカメラというものに手を出してみたくて、それこそSigmaのdp2 quattroとか富士フイルムのx-pro2とか、色々本気で買おうかと思ったデジタルカメラも有ったりした。でも結局使いこなせるかわからないっていうのと、お財布事情的にちょっと手が出なかった。sigmaのfpとかアレコレ買ってたら30万円ですからね、かなり重い。
色々逡巡した後、フィルムカメラを手にすることに決めた。光を閉じ込めるには感度とレンズの明るさとシャッタースピードが重要らしい、ってことくらいしか知らなかったから、勉強するつもりで買った。フルマニュアル撮影可能の昔の小さいカメラ、RICOHの500Gという機種。1972年の1年間だけ生産されたとかナントカ。そういう情報に弱い。関屋にあるディープなカメラ屋さんで買った。そういうお店にも弱い。
いざ撮影すると、本当に面白いなって、なんか感動してしまった。露出計というものが内蔵されていて、フィルム感度がこれでシャッタースピードがこれだと絞りはこれくらいだよーと教えてくれるものなんだけど、人の目とは結構違うことを知った。人の目に写っていてもカメラには暗すぎて写らないという場面が結構あった。人の目はかなり高性能らしい。
写真がうまくなったらcontaxのT2とか欲しいな。ここでも機材好きっぷりを発揮する。
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なかなか素人にしては素敵だと思う、自画自賛。2枚目まるでピンぼけだけど、なんか逆に良いな。これもフィルムの包容力なのか……。
もう少し操作にも慣れて上達したら誰かと写真を撮りに行きたいものですね。いつになることやら。
器
今年は変化の年にしていきたい。
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観葉植物を色々と育てているんだけど、冬だというのに成長著しい。今育てているのはフィカス・バーガンディっていうゴムの木の亜種みたいなやつ2種とモンステラの変種、シダ植物の合計4つ。微妙に適している環境が違うみたいで、モンステラはちっとも成長しない。日照が足りていないんだろうな。残りの3つはガンガン新芽を展開させ続けている。ストーブとかエアコンもついてて乾燥してるだろうに……。毎日霧吹きで葉水をあげている。葉っぱを湿らせながら眺めてると愛着湧いてくる。着実に大きくなってるから長生きしてほしい。春になったらもっと大きい鉢に植え替えしてあげる。おしゃれな鉢も欲しいな。センスの問われる所。
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「入れ物」は何においても肝心だと思う。お年玉だって現金をポンと渡されるよりポチ袋に入っていた方が良い。(ポチ袋のポチってなんだろう。)紙ジャケットのCDはなんだか高揚感がある。あまり詳しくないけど料理の器も無数にある。(栗原はるみの本読むと、器について色々語られていて面白い。)
極論を言えば内と外とを機能的に区別することができれば、何でもいい。はずなんだけど、様々な入れ物がこの世の中にはある。最早入れ物そのものに価値を見出しているみたいに。美術品の壺とかもそういうことなのかな、それこそ全くわからない領域だけど……。本来の機能を失って、芸術性=無駄な要素を高めた、みたいな。
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明日は鉢を探しに初売りでも行こうかな。西区に北欧雑貨みたいなお店があるとか。シンプルで生活の一部として馴染みそうな素敵な鉢があればいいな。
私はより器の大きな人間になることが目標です、一年間じゃ無理すぎるけど……。誠実に生きます。
録り返す
随分と更新していなかった。
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ここ何ヶ月か、音を録る機会も増えたのでちょっとずつ機材を集めてます。マイクも何本か買って、インターフェースも買って(引くほど高かった……)、アレコレ試行錯誤している。マイクは本当に色々な種類があって、それぞれ適しているソースも違っていて、とても面白い。見た目にも様々個性が出ている。
http://www.sontronics.com/saturn.htm
これとか可愛い。実用性は……?かなぁ。
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結局どんな音で録っても作品そのものの質が良くないとダメなんだけどもね。染谷さんも「どんなHow Deep Is Your Loveも感動できる」ってブログに書いてたし。その通りなんだよなあ。普段私達は音が良くて感動することは殆ど無い。生演奏ならまだ分かるけど、音源の音が良くて…というのはまあまず無いだろうな。それでもマイクとかインターフェースを工夫するのは、私がアレコレ試行して意思を持って伝えようとした事が、齟齬のないよう伝達できる形で残すため、なのかな、たぶん。誤解のないように伝えられる強度。
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とはいえ資金も無限ではないのでADAT対応のプリアンプを買ったらもうおしまいだろうな。自分の作品も作っていきたい。口癖のように言ってしまうけど時間がない、本当に無い。
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結局今年も何も進まないまま終わってしまう。巻き戻すことは出来ない。私たちが外界に作用させたすべては編集不可であり後戻りできず取り返しもつかない。そんな事を録音しながらボンヤリ考えていた。🎤
ガス橋
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また雨が強い。最近は日中の日差しに耐えかねている。もう少し穏やかな天候だったらいいのにな。DS3はもうじき25000km、はやいな。燃費はそんなに良くないけどまあマシなほうなんだろう。会社の帰りに気軽に飲みに行きたい。オーディオインターフェースもどうにかしないと。家族用のパソコンも選択しなければ。
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自分より歳上の機材が増えてきた。古い機材はロマンに溢れてる。今自分の手の内に入るまでに、一体どこに行って、どんな人に使われて、どんな音を出してきたんだろうーって。音が良いとか悪いとか、使いやすいとかそういう二元的な話じゃなくて、モノを大事にする精神、とか第二(もしくはもっと多くの)の人生を歩ませてあげることができる、みたいなところで古い機材に手を伸ばしている。まあ実際はロマンですよ、ロマン。
でも使ってみるとハッとするくらい説得力のある音が出てくる気がするな。今手に入る古い機材は淘汰に勝ち抜いてきた、って見方もできるわけだし……。まあ御託を並べた所で、ロマンなだけです。
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今日も暗い気持ちで過ごしていた。ここ2年くらい暗い(くらいくらい……つまらない…)。同じことで悩んで、また少し寛解させて。少しも前進しない。どうなれば一番幸せなのかもわからない。わからないなあ。色んな記憶がフラッシュバックする。そうやって人生の側溝みたいなところにハマって一人立ち止まって、なんていうか、うまくいくことのないまま、死んでしまうんだろう。
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いつか3拍子と4拍子が出会うように、でたらめでも引力に惑わされても。どうにか。
或る夜
6/8拍子が大好きなのです。
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花が開いて百年経ったのだと気づく。時間の流れが異常に早い。遠野に行ってみたい、いわきにも行きたい。新潟を離れて遠くへ。(方々から紛糾されてるゴートゥーなんちゃらに便乗して行くか。いやだめか。)行くなら自分の車が良いな。フランス車信頼性無いけど、まあ遠距離ドライブなんとかなるでしょう。
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クラビネットの音が結構好きなんだけど、自分で打ち込みしてみてもダサくなるばっかり。音価が重要なんだろうけど掴み切れてない。あとどうしても曲のジャンルが固定される気がする。バラードでクラビネット使った曲聴いたことないかもしれない。そのうちチャレンジしてみようかな。チェンバロのごとく使えばいけるのかな、だめかな。アカデミックなことは全くわからないので勘です。これがかなりコンプレックスだったりする。
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自分がどんな曲を演奏したいのか、人に聴かせたいのか、全くわからなくなってしまった。どんな声を当てはめるのか、どんなベースを沿わせるのか。自分がどんな曲が好きなのかすら、危うくなっている。向き合う時間が足りないのか、向いている方向が悪いのか、指南してくれる人もいないからなのか。それとも外で音楽を聴くことが無くなったからか。
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とりとめがないブログになった。淡く光る雨が窓の外を染めていく。8度7分の声で語りかけるのは。眠れない。
フォーラバーズ
雨、降り続いてる。
毎年のように西の方では強い雨が降る。母が「川を無くしたら氾濫しないから良いんじゃない?」みたいなことを言っていたけど、そりゃ無理なんだよな。水は海に向かって流れる。低いところへ向かって流れる。その途中に木が生えようがコンクリートで塞がれようが、建造物があろうが、命があろうが、流れ続ける。太古の昔から治水は人類とはかっても切り離せないものであった、なんて。
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Lampの恋人へ、を聴いている。『移ろう景色の中で中でひとり 僕は佇み君を想う』の一節がすごく好き。取り残されてしまう。季節の移り変わりは早い、年々早くなっている気がする。会社の中は一年中同じだから、季節を実感する機会が減っただけか。悲しい。大学にいた頃が嘘みたいだ。ライブをしていたのも嘘みたい。楽しくスタジオに入っていたのも、飲み会やってたのも何もかも。今となっては後悔してばかり、昔話。
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結局flint買った。素晴らしい音。次は何が欲しくなるんかや、と思っていたけれど特に何もない。今のところ。Xoticのベースもようやく弾き慣れてきたかな。5弦ベース、弦が多いから大変だ(…………あれ?6弦…………弦変えなきゃ…)
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本当に過去に生きている。