雑記

白いワニに囲まれています。

夜間飛行

 まあ、人間の出来ることって実際にはちっぽけだったりする。

 

 東京、思っていたより近いような、やっぱり遠いような、奇妙な距離感だった。狂った世の中は時間と距離の感覚を壊してしまった。数年ぶりに行って、懐かしいような、または見たことがない新鮮さを持っているような、そんな気分になった。

 意外と長距離運転するのは好きなので平気で4時間くらい運転できてしまったりする。自分の車なら尚のこと。今回は緊張感あったけど……。無事にこなせてほっとしている。ハードルの高さと世界の異質さを再認識した。住むところではないだろうなきっと。

 

 得意な運転も永遠には続けられないし、楽器演奏も難しい曲は指が回らない、リズムも取れない。自分ができることなんて思っているよりずっと狭い範囲に収まってしまっている。世界に対しての働きかけもそう。手の届く範囲のことすらままならない、手が届いていないのかもしれない。勿論政治や思想についても左右できない。身近にいたつもりの人を支えることもできない。

 

自分のことを助けることができるのは自分だけなのかしら。助けて欲しいって思っているまま死んでしまうね。