雑記 〜音楽と機材とその他アレコレ〜

音楽や機材の話を記します。半分備忘録です。

映日紅の花

いちじく。無花果。映日紅。イチジク。

色々な表記がされるこの花ですが、映日紅、と書くのが一番好きです。先端がふたつに割れ、真っ赤に熟れた果肉が覗かれる様は、美しいです。祖母宅に植わっていたのをよく覚えています。今はどうしたんだっけな、もう切ってしまったかな。

 

椎名林檎の「映日紅の花 - Single」をApple Musicで

 

椎名林檎の曲に映日紅の花、という曲があります。とても綺麗な曲です。アコースティックギターのキラキラした音色と林檎さんの淡々とした歌い方がすごく良い曲です。一説には死産を歌った歌だとか。葬列も死産を想起させるような内容だったりするので、林檎さんは何か思うところがあったのでしょうか。テレビの悲しいニュースなのか、周囲の話なのか、はたまた自己の話なのか。

花の咲かない実=子を産んだ女性、実の無い花=子を産まない女性

なのかなって曲聴きながらぼんやりと考えています。無花果って書くくらいだし。

 

 

実は東京に遊びに行っていました。この週末に。オーケストラ鑑賞と美術館鑑賞の二本立てで楽しんできました。久しぶりになんの気兼ねもなくゲラゲラ笑える飲み会ができて、夜中まで人と居られたり、弾丸っちゃ弾丸だけどすごく良い時間でした。クリムト展もすごく良かったな。

 

やっぱり根本では自分は芸術が好きなんだなあ、と再認識しました。音楽も、もちろん音楽以外も。

クリムトの絵はとてもパワフルでした。ただ単に教育に裏打ちされた技術なのか、当時の画壇への反骨心なのか、退廃的な美しさを伴うものでした。姪を描いた肖像画をいたく気に入ったので小さいキャンバスに複製されたものを、そこそこの値段で買ってきました。お部屋がまたひとつ、好きなもので満たされました。

 

 

実の無い花は永遠に愛でられると歌うけれど、そんなことはないんだろうな。どうやって生きていったらいいものやら。

テレビのニュースでは娘を冷蔵庫にしまい込んだ父親の話や、お金をたくさん貯めなければならない話なんかが流れています。そんなに必死になって生きなきゃいけないのかな。

最近はそんなことばかり考えてしまいます。そして、一番大事なものも手放してしまいそうで。とりとめもまとまりもない駄文。特に今回の内容酷いな。

 

 

 

 

今日はここまで。

銀河鉄道の夜

「2999年4月30日 火星でパンケーキを食べる」

 

なんて予定がiPhoneのカレンダーに書き込まれていました。iPhoneは(というかAppleが)優秀なので、相当先のカレンダーまで表示することができるみたいです。西暦3500年くらいまで表示させて、まだ先がありそうです。

 

 

………数年のコールドスリープから目覚めた私は、惑星間航行宇宙船ターミナルへあと数時間、というアナウンスを聞いていた。彼女は一つ前の便で向かった、と電子情報端末に通知が来ていた。無事に落ち合うことができるだろうか。宇宙船ターミナルはかなり広いと話に聞いている。この惑星でも『パンケーキ』は大人気なようで、彼女も地球にいる時から「ここのお店が〜」なんて話をしきりにしていた。違う惑星に行くのだから変わったものを味わえばいいのに、と口から出そうになったが、海外旅行でマクドナルドに行くようなものか、と勝手に納得してしまった。尤も、土着の食文化なんてものは火星には無いので当然といえば当然か。何百年も前に火星にタコはいないことは明らかになっている。だからこそこうして地球星人は我物顔で振舞っているのだ………

 

なーんて、SFみたいですね。火星には地名は無いのでしょうか。想像力の限界って感じだ。惑星間航行宇宙船ってどんな見た目なんだろう。銀色なのかな。昔の人の描く「未来」に出てくるあの感じ。コールドスリープって入力している時にうちの妹が「フリーズドライ」って言い間違えたことを思い出した。乾燥しちゃうよ……。

 

iPhoneのカレンダーによると2999年には友人は1,003歳の誕生日を迎えているようです。随分と長生きですね。どんな医療技術なんでしょうか。

 

 

 

新しい時代になっても大した実感もなく日々過ぎていっています。車欲しいなあ〜〜(Citroen DS3)とか、カメラ欲しいなあ〜〜(Sigma dp2 Quattro)とかばっかり言っています。社会人になってから時間の流れが恐ろしく早くなってびっくりしています。あっという間のひと月。このままだと本当に2999年になってそうです。時間の流れをゆっくりにする魔法とか無いのかしらね。

 


GOING STEADY 銀河鉄道の夜

 

 

今日はここまで。

 

 

years

どうやら社会に出てしまったようです。社会というのは何故出ていくものなんだろうな。僕たちが今まで属していた世界は社会とは別の世界だったようで、しかも入ったら出ることのできない一方通行のものだった。

いつまでもぬるま湯に浸かってるわけにはいかない、とはよく聞くけど、そんなに大学生活はぬるま湯だったかなあとは思う。思うけど働いている人から見たらやっぱりそうなんだろうね。少し悲しい。

 

 

今日はおばあちゃんの一周忌法要の相談をしていた。もう一年経つのか、と一年前のことを思い出しそうとした。バタバタしていたことしか思い出せなかった。ちゃんと仕事して、社会人やってるよって話せたら喜んでくれただろうなあ。

 

後悔のないように生きなきゃとは思うけど、難しいよね。

 

 

部屋の掃除をしたら鍵盤を弾こうかな。社会人落ち着いてきたらピアノ教室とか通ってみたいな。

そういえば好きなバンドの話を呟いたら、連絡くれた子がいたけど嬉しかった。そんな風に少しでも自分の音楽の趣向を気にかけてくれる人がいるのは幸せだと思うし、好きなものを好きという感覚とか大事にしていきたいと思った。周りのもの全てが変わってしまったから、変わらないでいるものがあってほしいな。変わらないでそのままでいてねって人に言ってしまうくらいには。

ああ、どうやって生きていこうかな。

 


odol - years (Official Music Video)

 

 

 

今日はここまで。

Baby,Baby

「TWEEDEES、多分みんな知らないと思うんですけど……」

 

ラストライブ終えました。僕があの部活の名義でライブハウスのステージに立つことは(在部中は)もうないです。

 

TWEEDEESできて本当によかったなあ。演奏難度も高かったし、本番の演奏も完璧なものではなかったけれど、それでもよくあそこまでできたな、という気分になりました。

どれも思い入れのある曲だし、何より沖井さんごっこができてよかった、晴れて成仏できそうです。

 

 


BABY, BABY / TWEEDEES(トゥイーディーズ)

在部中に自分から人を誘ってバンドを組んだのって、実は2回しかないんですよね。あれだけしょっちゅう〇〇コンに出てるのに。一昨年くらいにやったCymbalsと昨日のTWEEDEESの二つ。どれだけ沖井さんが好きなのか。実際にTWEEDEESの練習の後、某ドラマーに「ベーシストとしてのルーツを見た気がする……」みたいなことを言われました。あと、後輩には「沖井さんに似てますよね、帽子とか」と言われました。そのとき僕は帽子を被っていなかったのですが、彼女には視えていたのでしょう。

 

僕の好きなジミ・ヘンドリックスのCrosstown Trafficのカバーを、3曲目に演奏しました。あの曲レッチリとかもカバーしててどれもカッコいいです。

うら若き女子大生にジミヘンを歌わせたのは、新潟の中でも僕だけでしょう。

 


Red Hot Chili Peppers - Crosstown Traffic - Bonus Track [HD]

 

 

少しは沖井さんに近づけたかなあ。

 

 

今日はここまで。

 

君が泣くなら


Lamp - 君が泣くなら

 

冬フェスの練習ばっかりで、ろくに音楽を聴いていなかったので、久しぶりにLampを聴いています。

Lampの君が泣くなら、が流れています。左右に配置されている様々な鍵盤楽器の音色、綺麗な歌詞、メロディ、要所要所でのキメなど、なかなかに聴きどころが多い曲です。歌詞の内容としてはまあラブソングなのですが、「春風は まだ強く 薄化粧を 攫って行く」とか「渦巻く夢の欠片は まだ闇い春の街を彩る」みたいにすごく綺麗な表現が使われています。歌詞は詩であるほど好きなので(日記のような歌詞はあまり好みではない。でも林檎好きなのはなんでだろう……)、横溢する耽美な言葉たち…なんて言ってしまうとダサいのですが、まあ大好きです。

 

最後のサビ前、Cメロ部でmoog?のサウンドがメロディとユニゾンするところも大好きです。全体的なリズムの構成、練られた管楽器のアレンジなど、勉強になるところもたくさんあります。バンドで演奏できるかはさておき、こんな曲ができたら幸せだろうなと思います。

 

昨年9月の東京キネマ倶楽部でのライブでもこの曲は演奏されていました。思い返すとあのライブは自分自身のなんていうか、音楽への思いみたいなものを再構成するくらいのインパクトがありました。上野・鶯谷の街を歩き、美味しいコーヒーを飲み、他愛もない話をして、素晴らしいパフォーマンスを目の当たりにして。

 

僕はどんなものが残せるだろうか。

 

色々と最近は考えることが多いです。アレコレ浮かぶ思考の断片の中にはくだらないもの、如何しようも無いもの、などがあります。考えなくてもいいようなことが浮かんでくる時はどうすればいいんだろう。「考え」に対して「浮かぶ」という言葉を当てた人の感性は素敵だな。ぷかぷか浮いてくる考えを沈めるにはどうしたら良いのでしょうか。誰かこっそり教えてね。

 

https://youtu.be/JsX-hmWSX3w


Conversa de Botequim - Dori Caymmi & Gal Costa

 

 

ドリ・カイミを聴いて寝ます。

 

 

今日はここまで。

 

 

人生は夢だらけ

先日、私は誕生日を迎え、22歳になりました。早いねえ22歳だって、もう大人だよね。いつから子供じゃなくなったのかはわからないし、いつから大人になるのかもわかりませんが。高校生の時の倫理の授業で「そもそも『子供』という概念自体中世以降に成立しました」、みたいなことを習ったような記憶がありますが、どんな文脈でそんな話が出てきたのかさっぱり覚えていません。内容より、しきりに倫理の先生のモノマネをしていたことを思い出します。

 

思えば東京事変が好きでベースを初めて、気がついたら22歳になっても楽器を触っています。深夜のスタジオ終わり、電車に揺られながら0時をまわって「年を越した」のは、幸せなことなのかなあ、などと思います。きっとこの先も音楽は僕の生活について回るんだろうな(楽器は弾かなくなっちゃうかもしれないけどね)。

 

 

さて、僕の誕生日ということはNAMMショーの季節ですね!たのしい!!

個人的に今回おっ!っと思ったのは、Audientの新作オーディオインターフェース、「Sono」、Petersonのストロボチューナーです。

 


Audient Sono Demo and Examples - Guitar Recording Interface

 

USB-Cで接続するオーディオインターフェースです。何より見た目が可愛い。可愛すぎる。昔のAltecみたいな色してる。可愛くて欲しい。主に宅録ギタリスト向けらしいですね。来年も継続して宅録おじさんをやっていく予定なので、働き出したら欲しいです。多分10万円あれば買えるでしょう。

 

んで、こっちはチューナーです。

www.petersontuners.com

 

可愛い。文字が若干丸いところと、色が何種類かあるところ、あと筐体が特に。亀田さん昔からPetersonのストロボチューナー使ってて、「フットチューナー買うならPeterson」って決めてきてたんだけど、如何せん筐体がでかいのと、高価なので買えず、結局未だにフットチューナーは持っていません。なのでこれを機に買おうかな〜。もっとも、ライブやる機会も減るからフットチューナーいらない気もするんですけれどね。

 

 

NAMMショーに出品されていた楽器、誰か僕にプレゼントしてくれてもいいんですよ。誕生日だし。

しかし何歳になっても友人とかお世話になっている先輩お世話している(?)後輩に祝われるのは嬉しいものですね。やっぱりまだ子供なのかもしれない。


椎名林檎 – 人生は夢だらけ

 

 

 

今日はここまで。

 

時間を名乗る天使

 寒いですねー本当に。

昨日は市内を駆け巡っていたのですが、吹き付ける風に負けそうになりつつ調査を完遂して「やれやれ」と思っていたら、愛用している帽子がその風に吹き飛ばされて、駅のホームを転がり、線路上に寝転んでしまいました。

駅員さんに慌てて「取ってください」とお願いしたところ、頭髪のアタッチメントを装着していらっしゃるおじさんが出てきました。そのおじさん、マジックハンド(?)を取り出してきて、帽子をうまく拾い上げると「風強いから気をつけてね」と、少々キレ気味に言い残して去って行きました。おじさん、それのせいで説得力ありすぎだよ、などと思いました。

 

 


時間を名乘る天使 - Cymbals

 

久しぶりにCymbalsを聴いています。思えば、昨年の選考会で落ちて以来、ロクに聴いていませんでした。まあ別に落ちたのが原因というよりも、曲の趣味趣向が変化しているってのが大きいですけどね。

 

それで、昔はRALLYとかMy Brave Faceのように渋谷系!シンバルズ!みたいな曲を好んで聴いていたのですが、今はもうちょっと静かな曲が好みです。上にあげたこれとかシューゲイザー風味でいいですね。

何でこんな曲名なのかなー、って考えたんですけど、土岐→トキ→時→(時間)なのかな。だとしたら沖井さんも相当アレですね、いいセンスしてますね。Cymbalsが再結成しない理由の一つなのかもしれないです。(偏見)

 


TWEEDEES「美しい歌はいつも悲しい」MV【公式】

 

これ、コード進行は「これ最近ハマってるんだろうな…」っていうものなんですけど、ドラムパターンは結構驚きましたね。もう少しこの方向のアレンジを深めていったらもっと清浦さんの声ともハマりそうな気はします。やりたいなこれ。

 

Twitterでもちらっと見かけたけど、楽曲の作曲者だけではなくて、編曲者にはみんなもう少し注目してもいいんじゃないかな、と思います。尤も音クラの方々はバンド好きな人が多いので、無意識下で編曲者にも注目して聴いている人が多いと思いますが。(バンドは概してコンポーザーとアレンジャーとプレイヤーが一致しているため。)メロディラインに対してのコードの当てはめ方なんて無限大にあるし、楽器の置き方とか、内声の組み方とか、編曲の作業が一番大変なんじゃないかなと感じることが多いです。

逆に言えば、編曲ではメロの良さ、強さは変わらないので、両方とも高水準である必要はありますがね。

 

 

今日は、話したい人と話せたし、映画も観たくなったし、寒かったけど楽しい一日でした。ぼくの知らないことを、沢山楽しそうに解説しつつ話してくれる人は大好きです。何にでも興味を持ってしまうタチなので、安易にベラベラ喋りかけて欲しいです。

曲書いて、これ↓聴いて寝ます。


夢のあと (Yume no Ato)

 

今日はここまで。